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奈良大学紀要 = Memoirs of Nara Universityの検索結果

千葉館世継雑談 : 翻刻と解題(下) CiNiiでみる

著者名:
中尾 和昇 

抄録:

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
166-145 , 
ISSN:
0389-2204

ジェンダーの視点からみた自覚症状とオラリティの研究 CiNiiでみる

著者名:
島本 太香子 

抄録:

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
31-46 , 
ISSN:
0389-2204

環境教育プログラムの活用とSDGsに関する一考察 : 小学校、大学での実践事例をもとにして CiNiiでみる

著者名:
山本 素世 

抄録:
" 本稿は、環境教育プログラムの活用とSDGsの推進について、筆者自身の実践事例を報告し、担い手という観点からその有効性について考察するものである。 まず、環境教育プログラムについて、その特徴をとらえる。次にSDGsの背景と内容を概観していく。次に、筆者がかかわった事例を報告する。 事例では、小学校での地球温暖化防止に関するプログラムSDGsの視点から捉えなおす。また、大学の環境社会学の講義での活用についても、報告する。これらの事例をみることで、環境教育プログラムはSDGsを知り、推進していくことに活用できることを見出せた。また、環境教育プログラムの一つであるネイチャーゲームは、SDGsの考え方と親和性があることも見出せた。担い手という視点からは国や自治体レベルではなく、個人や任意団体、同好サークルというレベルで身近なところからSDGsの推進に環境教育プログラムが活用できるという結論に至った。"

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
131-143 , 
ISSN:
0389-2204

ネイサン・M・ロスチャイルドに関する一考察 CiNiiでみる

著者名:
田中 文憲 

抄録:
" 本稿の目的は、ユダヤ人であるネイサン・M・ロスチャイルドがなぜイギリスのロンドンで活躍し、世界一の金融業者になりえたかについて究明することである。  分析の結果、ネイサンが渡った頃のイギリスは、すでに商業や金融の中心であり、しかもイギリスは大陸に比べユダヤ人に対してより寛容であったことがわかった。 豊かな商才を持ったネイサンはマンチェスターの繊維商を振り出しに、その後ロンドンに移ってマーチャント・バンカーとして成功し、巨万の富を築き上げた。ネイサンの成功の要因は、まず第1に、類い稀な商才に恵まれていたこと。第2に、強いリーダーシップで兄弟をまとめ戦略的に動かしたこと。第3にキー・パーソンに食い込み、人間関係を作りそれを繋げて情報網を構築できたこと。第4に、爵位には恬淡とし、つねにビジネス・ファーストを貫いたことである。"

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
113-130 , 
ISSN:
0389-2204

ウェブ調査の設計と大学生を対象としたスマートフォン利用実態に関する調査 CiNiiでみる

著者名:
正司 哲朗  吉村 治正 

抄録:
スマートフォンが日本に登場してから約10年が経ち、スマートフォン依存が社会問題になりつつあるが、スマートフォン依存に関する定義や尺度は、未だに明らかにされていない。一方で、様々な分野においてウェブ調査が盛んに行われ、ウェブ調査もスマートフォンに対応しつつあるが問題点も多い。そこで、本稿では、スマートフォンに対応したウェブ調査の画面設計を行い、大学生を対象としたスマートフォンの利用実態に関してのウェブ調査を実施した。得られた回答データをもとに因子分析し、「利用の優先」、「利用に対する罪悪感」、「SNS投稿・閲覧」の3つの因子が抽出できることがわかった。それをもとに階層的クラスタ分析を行い、3つのクラスタに分類し、家族構成、スマートフォンの利用時間をもとに、分類したクラスタの特徴づけを行い、スマートフォン依存に関する考察を行った。

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
99-111 , 
ISSN:
0389-2204

「もしドラ」のIntegrity CiNiiでみる

著者名:
領内 修 

抄録:
"『「もしドラ」・・・もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら』と『ドラッガーの「マネジメント」』の2冊の本に共通の重要な言葉「真摯さ(Integrity)」を解明し、『組織とは何か? 円滑な運営の為にどうすれば良いか?』を考える。 昨年社会を賑わせた3つの組織事件を参考に、相次ぐ組織の不正不祥事を繰り返す「勝利・利権至上主義のリーダーたちの座標軸」と『ドラッガーが求める真摯さ=「Integrity」』とは、如何に異なるかを検証し、組織運営の歴史的背景や地域性、育成環境等に起因する姿勢の違いを考える。 そして社会の大変革の今、真に求められているリーダー・経営者像を探そう。 教育に携わる我々は、ドラッカーの求める「リーダーやマネジャーが持つべき資質」をどのように築き上げるのか、又、教育者としてどう助けるべきか も考えよう。"

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
75-97 , 
ISSN:
0389-2204

奈良県内の案内や注意事項の中国語の誤訳に関する調査研究 CiNiiでみる

著者名:
羅 東耀 

抄録:
近年、奈良県には中国語に訳された案内や注意事項が多く見られるが、その一部の訳は間違っている。昨年度県内の調査から入手した誤訳は、いろいろとあったが、多くは、日本的表現と日本の漢語の中国語訳に集中している。本稿は、主として日分中訳の直訳に焦点を当ててそれらの誤訳の問題を明らかにしようとするのである。

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
63-73 , 
ISSN:
0389-2204

ウェブ調査において無効回答選択肢を含めることの影響 CiNiiでみる

著者名:
吉村 治正  正司 哲朗 

抄録:
本稿では、ウェブ調査において「わからない」という選択肢を与えることで回答にどのような影響が現れるかを検討した。訪問面接調査と異なり、ウェブ調査では「わからない」「なんともいえない」「知らない」といった、想定された尺度上にない回答を許容することができない。項目非回答として集計される無効回答は、あらかじめ選択肢として与えてやらない限り、有効回答の中にランダムに紛れ込んでしまう危険が高い。だが無効回答はを選択肢として与えることは、不正確な情報の排除が可能になるという期待と同時に、回答者の最小限化回答を誘発し情報の精度が損なわれるという危惧をも生む。本稿では、業者委託によるウェブ調査実験を通じ、この二つの可能性について検討した。結果としては、無効回答を選択肢として与えてもデータの正確さが向上したとも言い切れず、また最小限化回答を誘発したというエビデンスも得られなかった。

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
47-61 , 
ISSN:
0389-2204

援助要請態度と気質との関連性 CiNiiでみる

著者名:
太田 仁 

抄録:
" 本研究の目的は、計画的行動倫理(theory of Planned Behavior; Ajzen, 1991)にそって、援助要請行動の過程を整理し、自殺予防の一助とすることである。本論文では、その一環として援助要請意図の先行要因である「統制認知」に関する遺伝的要因である「気質」による態度への影響を明らかにすることを目的におこなわれた調査結果を報告する。 援助要請態度は、援助要請における過去の経験や認知、更には行動の評価により形成される変数であり、計画的行動倫理においては、意図さらには行動への循環的影響を有することから従属変数として選択された。 気質の測定には、Gray (1970, 1981, 1982, 1987)の強化感受性理論(Reinforcement Sensitivity Theory)に基づきCarver & White (1994) が作成したBIS/BAS Scalesの日本語版(高橋ら, 2007)を用いた。 女子大生70名を対象とした質問紙調査の結果、行動を抑制する不安特性であるBISは、肯定・否定両援助要請態度と破壊表出に有意な影響過程を示し、衝動的特性であるBASの下位因子である駆動からは肯定的援助要請に対し負の影響過程、報酬からは正の影響過程を示した。"

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
19-30 , 
ISSN:
0389-2204

日本の64の島嶼における外来海産無脊椎動物の地理的分布 CiNiiでみる

著者名:
岩崎 敬二 

抄録:
Surveys of nonindigenous marine invertebrates (NMI) were conducted at 424 sites (218 harbors and 206 rocky, boulder, or embanked shores outside of the harbors) on 64 inhabited islands in Japanese waters from 2014 to 2017. Eleven species of NMI were discovered during the surveys: the calyptraeid slipper snail, Crepidula onyx; three mytilid mussels, Mytilus galloprovincialis, Perna viridis, and Xenostrobus securis; five balanid barnacles, Amphibalauns amphitrite, A. eburneus, A. improvisus, Balanus glandula, and Perforatus perforatus; the portunid crab, Carcinus aestuarii; and the ascidiid ascidian, Asicidiella aspersa. One or more species of NMI were found at 177 sites on 55 islands. In total, one or more species of NMI were present at more than 40% of the study sites and more than 85% of islands surveyed. They occurred exclusively at the harbors (148 out of 206 harbors), while they were rarely found on the shores (29 out of 206 shores). Multiple Poisson regression analysis revealed that the latitude, the index of artificial environment , and the number of indigenous sessile invertebrate species at a site had positive relationships with the unmbere of NMI at a site, and the number of indigenous motile invertebrate species at a site had a negative relationship with the number of NMI. This suggested that high latitude, a higher degree of artificial environment, and higher species abundance of indigenous sessile invertebrates had positive effects on the occurrence of NMI, and the species abundance of indigenous motle invertebrates had a negative effect on NMI.

出版年月日:
2020-02 , 
巻:
, 
号:
48 , 
ページ:
1-18 , 
ISSN:
0389-2204

広井良典「日本人の死生観三層構造」説を追う CiNiiでみる

著者名:
大町 公 

抄録:
高見順が『続高見順日記』の中で、亡くなる三ヵ月前の五月十一日、「親鸞について読み、考え、無量寿経を読み、考え、キリストについて読み、考えたこと――あれはどうなったのか。/なんの痕跡も心に残してない気がする。なんということだろう。」とつぶやいたことの意味を、広井良典の「日本人の死生観三層構造説」を中心に、梅原猛、オルテガ、パスカルを手がかりに検討し、現代日本人の死生観を考える上で、広井の言う死生観の「"原・神道的"(ないし汎神論的)な層」を考慮することの重要性を述べる。

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
242-225 , 
ISSN:
0389-2204

工芸の美について : アレントと使用対象物 CiNiiでみる

著者名:
丸田 健 

抄録:
" 人間世界における人工物の意味を考える為、本稿ではアレントの「仕事」概念の領域を、美的角度から探索する。 アレントによれば、工作人による仕事は世界に耐久性を与えるもので、その工作物には(a)使用対象物と(b)美術作品の二種類がある。だがこの二種類は、「有用性vs美」の対比によって峻別することはできない。美は使用対象物にも宿りうるからだ。使用対象物の美に言及する準備として、まず芸術作品についてのアレントの諸見解を整理する。美的なものの根拠は結局、共同体的な共通感覚に行き着くが、この洞察は、使用対象物の美にも当てはまろう。加えて、美的判断における実例の規範的重要性も確認されるだろう。アレントの見解に一定の見通しを与えた後は、工芸論との接点を考える。日常の使用対象物にも美が宿るという考えは、とりわけ民芸と言う工芸分野で強調された。民衆的工芸品のような美的兼使用対象物は、どのような意味で世界また人間の耐久性に貢献するか、これを短く検討して本稿の結びとする。"

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
262-244 , 
ISSN:
0389-2204

千葉館世継雑談 : 翻刻と解題(上) CiNiiでみる

著者名:
中尾 和昇 

抄録:
" 本稿は、文化九年(一八一二)刊の馬琴合巻『千葉館世継雑談』を翻刻・紹介するものである。 本作は、千葉家の御家騒動に、狐の怪異や鼠の活躍をからめた怪異譚である。千葉家に関しては、『新累解脱物語』(同五年[一八〇八]刊)や『南総里見八犬伝』(文化十一年~天保十三年[一八一四~四二]刊)などの読本でしばしばとりあげられている。とくに、その当主自胤に関して、『八犬伝』では「暗愚の武将」として描かれるものの、本作ではその性質は兄実胤に賦与され、それとは対照的に、自胤は善良な君主として描かれている。歴史上の人物に対する善悪評の変化は、馬琴の小説作法を考えるうえで、注目すべき点といえる。本稿で取り上げる所以である。"

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
280-263 , 
ISSN:
0389-2204

『明律国字解』の通俗語彙 CiNiiでみる

著者名:
柏原 卓 

抄録:
荻生徂徠『明律国字解』から、近世の通俗語彙を収集し、文脈を付けて提示する。

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
300-281 , 
ISSN:
0389-2204

慈円「略秘贈答和謌百首」考 CiNiiでみる

著者名:
石川 一 

抄録:
" 慈円には西山隠棲期に詠まれた「厭離欣求百首」「略秘贈答和謌百首」という作品がある。前者については平成二九年度和歌文学会六月例会で口頭発表した「慈円の『二諦一如』についての考察」で取り扱ったので、本稿は「略秘贈答和謌百首」という作品を取り扱いたい。 青蓮院本に拠れば、その内題の下に「本ニハ二首ツ、載之、其間哥一首斗程闕在之」の注記があり、本百首の呼称が贈答歌形態(二首一対)に由来することが確認出来る。「略秘」とは浅略深秘の約であり、相反する二つの概念を対照させようとの意図の下に「贈答和謌」という形態を取ったことが想像出来る。前稿では、建暦三年『日吉百首』との間に一七首もの重複歌があること、建暦二年(一二一二)正月十六日の天台座主第三度目の就任を詠じた歌「逢ひがたき法に近江の山高み三たび来にける身をいかにせん」(三六七九・日吉百首二二八七)がその重複歌中に見出せることなどから、「略秘贈答和謌百首」から「日吉百首」という進展過程を解明し、西山隠棲後の作品としての位置を明確にすることが出来た。しかし、その思想内容について深く踏み込めなかったので、「略秘贈答和謌百首」(以下、本百首と呼称)を検討したい。"

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
318-302 , 
ISSN:
0389-2204

アクティブラーニングにおける環境教育プログラムの活用 : 大学、小学校、幼稚園での実践事例をもとにして CiNiiでみる

著者名:
山本 素世 

抄録:
" 本稿は、アクティブラーニングにおける環境教育プログラムの活用について、筆者自身の実践事例を報告し、その有効性について考察するものである。 まず、学校教育と環境教育の変遷について、環境教育が学校教育に取り入れられてきた過程を概観する。次に、アクティブラーニングと学習指導要綱の改訂、大学教育での導入について概観する。 環境教育プログラムが、どのように活用できるかについて、事例では、幼稚園、小学校、大学の環境社会学の講義中の活用について、報告する。これらの事例より、アクティブラーニングにおいては、環境教育プログラムが活用しやすく有効であることが見出せた。そして、アクティブラーニングと環境教育プログラムの親和性が高いことが確認できた。 また、生活者という視点からは、環境社会学と小学校の生活科の視点に関連性があることを見出したのである。"

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
213-224 , 
ISSN:
0389-2204

ブロックチェーン研究 CiNiiでみる

著者名:
領内 修 

抄録:
「ビットコイン」の背景には、「ブロックチェーン」と言う画期的なインターネット技術がある。ブロックチェーンは、『「情報の移動」から「価値の移動」のインターネット』を成立させ、新時代を開いた。本稿では、この「ブロックチェーン」を考察する。テーマは「帳簿の世界での不正がブロックチェーンで防げるか」だ。その考察方法として、アナログとデジタルの両世代での不正防止を考えたい。帳簿への記録と言う観点から、人が長い間築き上げてきた不正防止の工夫に焦点を当て、その様々な工夫が電子データの新時代においても通用するのか?システム上では不正防止万能的な役割を期待されているブロックチェーンだが、真に万能なのか?万能とすれば、どんな役割で、金融や経済・社会の近未来にどんな影響を与えるのかをも検討しよう。

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
197-212 , 
ISSN:
0389-2204

シカゴ社会学の社会調査の系譜(1)Emory Bogardusの調査法 CiNiiでみる

著者名:
吉村 治正 

抄録:
本稿では、シカゴ社会学の学説史研究の一事例としてエモリー・ボガーダス(Emory Bogardus)をとりあげ、彼の展開した社会調査方法論を検討した。シカゴ社会学というとエスノグラフィーに衆目が集まる。そのため、社会的距離尺度を提唱し戦後の計量的社会分析の確立に大きく貢献したボガーダスは、シカゴ学派の中ではマージナルな存在とみなされている。だが、彼の1920年代から30年代の研究記録を検討することで、この態度測定法は、ライフヒストリー法による社会調査の困難さの克服を求めた試行錯誤の産物であったことが明らかになった。

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
183-195 , 
ISSN:
0389-2204

サッチャリズムに関する一考察(2) CiNiiでみる

著者名:
田中 文憲 

抄録:
" 本稿は、論文:サッチャリズムに関する一考察の後半部分(ⅡおよびⅢ)である。 サッチャリズムの分析を通して以下のことが明らかになった。 サッチャーは幼少期に父親から勤勉、倹約、自助の精神をたたき込まれ、また下層中流階級に生まれたことが、彼女の強い上昇指向を生んだ。また、メソディズムの信仰が「信念の政治家」となる素地を作った。さらに、彼女が政治家を目指す切っ掛けも父親のグランサムにおける政治活動と社会活動にある。 サッチャリズムは確かにイギリスを変えたが、一方で負の遺産もある。その最たるものが貧富の差の拡大である。今イギリスに求められるのは、新自由主義の行きすぎを改める新しい、しかもイギリスの伝統にのっとった経済学の構築である。"

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
159-181 , 
ISSN:
0389-2204

契丹(遼)時代の土城「バルスホト1」に隣接する仏塔の修築前後の構造比較 CiNiiでみる

著者名:
正司 哲朗  エンフトル A.  イシツェレン L. 

抄録:
本稿では、モンゴル国ドルノド県ツァガーンオボー郡に位置する契丹(遼)時代に築かれた土城バルスホト1に隣接する仏塔の調査成果について述べる。2014年の仏塔調査においては、デジタル化および建築部材の年代測定を行った結果、一部の建築部材が16世紀から17世紀前半であることが判明した。このことから、この仏塔は、契丹(遼)時代に建立され、修築されている可能性を示したが、2014年から2016年にかけて大規模な修築が行なわれた。2018年の調査においては、ドローンと画像計測を用いて、バルスホト1および修築された仏塔をデジタル化した。さらに、この仏塔が、どの程度修築されているかを調べるために、2014年と2018年にデジタル化した仏塔をもとに、修築前後の構造を比較した。最後に修築に関する問題について考察した。

出版年月日:
2019-02 , 
巻:
, 
号:
47 , 
ページ:
147-158 , 
ISSN:
0389-2204