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弘前大学教育学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Hirosaki Universityの検索結果

療育アプリケーション「Timocco」使用時に観察された発達性協調運動症幼児の動作の特徴 CiNiiでみる

著者名:
増田 貴人 

抄録:

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
159-164 , 
ISSN:
0439-1713

エビデンスに基づく教育の要求との民主的対話 : 社会の進化にエビデンスは必要か? CiNiiでみる

著者名:
桐村 豪文 

抄録:
本稿では、教育政策の正当性を裏付けるために求める「エビデンスに基づく教育(Evidence-Based Education:EBE)」の要求について、正義の観点からその正しさに疑義を呈した。 EBE の要求には、それに反対する声が相対する。しかし両者はしばしば対話すること自体が困難であり、政治闘争に近い状況である。そこで本稿では、両者間の通約可能性を探るべく、デリダの提起する来るべき民主主義=脱構築の概念に期待を寄せ、その探究を行った。探究の結果、① EBE の要求の根底には、科学的/非科学的(臨床的)、量的/質的、因果論的/非因果論的、普遍的/特殊的といった階層秩序的二項対立が伏在するということ、②カートライトとハーディによる議論は、それら階層秩序的二項対立を脱構築するものであり、③ゆえに、それら階層秩序的二項対立に依拠するEBE の要求は正しさを維持できないということが示された。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
175-185 , 
ISSN:
0439-1713

非喫煙大学生における喫煙者やたばこに対し抱く嫌悪意識 CiNiiでみる

著者名:
近藤 有紀  葛西 敦子 

抄録:
本研究は,大学生の中でも今までに一回もたばこを吸ったことがないと自己申告した非喫煙者(以下;非喫煙大学生)を対象に質問紙調査を実施し,非喫煙大学生が喫煙者やたばこに対し抱く嫌悪意識に関する要因を明らかにすることを目的とした。370名(男性112名,女性258名)から回答を得た。①370名のうち38名(10.3%)がたばこの『煙』,87名(23.5%)がたばこの『におい』が気になると回答していた。②たばこの『煙』を嫌だと「感じる」者は311名(84.1%),たばこの『におい』を嫌だと「感じる」者は301名(81.4%)であった。③非喫煙大学生が喫煙者やたばこに対し嫌悪意識を抱く要因に関する因子として,第1因子「喫煙者への負のイメージ」,第2因子「人的背景」,第3因子「周囲への影響」,第4因子「においの影響」,第5因子「マナー違反」の5因子が抽出された。本研究で,非喫煙大学生は,たばこの『煙』や『におい』に嫌悪意識を抱いている者が9割以上おり,特にたばこの『におい』に嫌悪意識を抱いていることが明らかとなった。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
165-173 , 
ISSN:
0439-1713

WTCと外国語学習不安の相互作用によるパターン形成 : 3つの時間尺度による情意発達の解明 CiNiiでみる

著者名:
野呂 徳治 

抄録:
With a view to instrumenting the procedures of reaching for a comprehensive understanding of emotional development in L2 learning and use, the present study discusses the relevance and validity of Lewis's (2000) three time scales model specifically in explicating the nature and mechanisms of the L2WTC–FLA interaction. Referencing the microgenetic research design devised by Fogel (2008) in a DS approach, it illustrates how emotional development is characterized by the three time scales model, followed by the discussion of the L2WTC–FLA interactive luctuations and patterning at each of the three time scales of microdevelopment, sodevelopment,and macrodevelopment with qualitative analysis of interview data obtained from seven Japanese EFL learners who have nine to ten months of study abroad experience. It was revealed that the three time scales model not only provides relevant and valid scales to investigate the L2WTC–FLA interaction in L2 learning and use in the temporal perspective but also is a very useful tool to explain its interactive fluctuations and overall L2-related emotional development. As implications for future research, the construct of psychological resilience, known as the bility to withstand difficulties and bounce back, was suggested as another issue to be ddressed and examined for its involvement in L2 learning and use based on the three time scales model.

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
149-157 , 
ISSN:
0439-1713

エアバブル水ならびにオゾンバブル水による各種染色絹布の退色性 CiNiiでみる

著者名:
安川 あけみ  服山 桃子 

抄録:
ファインバブル(FB)水による染色布の退色性を調べるために、3種類の植物色素(スチューベン果皮、紫および茶色タマネギ外皮)を染色材料として、6種類の金属(Mg、Al、Ca、Ti、FeおよびCu)を媒染剤として絹布を染色し、純水、空気(air)FB 水ならびにオゾン(O)FB 水中に染色布を浸漬して比較した。処理前後の各試料布の表面色を評価するために、分光式色彩計でL*、a* およびb* を測定し、ΔE* を算出して色彩の変化を検討したところ、液体による比較では、O FB 水> air FB 水>純水の順で退色が大きかった。O FB 水とair FB 水の差はOの脱色力によると考えられ、air FB 水と純水の差は気泡の帯電と機械力によると考えられる。また、媒染剤による比較では、無媒染> Mg、Al、Ca> Ti、Fe、Cuの順で退色が大きかった。さらに、植物色素での比較では、スチューベン果皮>紫タマネギ外皮>茶色タマネギ外皮の順で退色が大きかった。主としてスチューベン果皮にはアントシアニン類色素が、茶色タマネギ外皮にはフラボノール類のケルセチンが、紫タマネギ外皮にはアントシアニン類色素とケルセチンが含有されていることから、アントシアニン類色素がより退色しやすいと考えられる。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
141-147 , 
ISSN:
0439-1713

地域文化と造形教育 : 稲藁を素材としたもの作りの授業 CiNiiでみる

著者名:
野崎 克行  冨田 晃 

抄録:
現在では、いわゆる「100円ショップ」に見られるように、生活用品や装飾品ほか、さまざまなものが非常に安価に手に入るようになった。そのため、もの作りという行為は、生活から切り離されて、一部の愛好者のものになってしまったようである。津軽平野では昔から稲作が行われ、先人達は米と一緒に藁も収穫物と考え、身の回りの生活用品や作業に使う道具などを当たり前に藁で作ってきた。今回、大学生にこの藁に着目してもらい、藁細工の実体験を通して、もの作りの楽しさ、先人達の知恵と技、藁という素材の性質などについて学ぶ授業を実施した。学生達は馴染みのない藁と格闘し、いろいろな作品を作り楽しんでいた。また、学生の感想レポートを通して、藁の文化を考えたり、現在の生活様式を省みたり、いろいろな事を感じてもらえたことが確認できた。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
133-139 , 
ISSN:
0439-1713

Pan in Japan : 日本におけるスティールパンの受容と普及 CiNiiでみる

著者名:
冨田 晃 

抄録:
This is a monograph on steelpan history in Japan. In Japan, fast half of 1990s became a boom of World Music. Before World Music Boom, some occasions such as Expo 1970 in Osaka and Expo 1975 in Okinawa, steelbands from Trinidad landed to Japan. It was that Japanese government tried to establish international prestige by "Display the World". "Discover America"(1972) of Van Dyke Parks, a U.S. artist, influenced to some Japanese Pro. musicians, such as Haruomi OSONO.They took steelpan for their artistic creation and self-orientalism / self-exotisism. In 1970s-80s also the timbre of steelpan was diffused by electric organs with the name of steeldrum". In this time the use of steelpan as a timbre material. Regardless of its cultural and historical background of the birthplace. Under the World Music Boom of 1990s, several teelbands from Trinidad, such as Renegades and Panberi realized Japan Tours. Music shops sold imported steelpan CDs. The steelpan became to be recognised as "music" of the birthplace, Trinidad. Several Japanese young visited to Trinidad to meet the steelpan, some of them for playing, some of them for making. They started Japanese Steelband Movement. At present, more than twenty steelbands, around one thousand pan-persons and about five steelpan builders exist in Japan. In Japan, from fast age of arriving until now, the steelpan has been connected with the image of "Tropical Paradaise".

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
121-132 , 
ISSN:
0439-1713

終戦後の美術鑑賞教育と少女雑誌(2)1940年代後半~1950年代の『ひまわり』における絵画鑑賞と美術教育 CiNiiでみる

著者名:
出 佳奈子 

抄録:
中原淳一(1913-1983)が主催するヒマワリ社が1947年に創刊した少女雑誌『ひまわり』では、創刊から1952年12月の廃刊にいたるまでの六年間にわたり、ほぼ毎号、西洋の美術作品を紹介する記事が掲載された。それらはすべて美術批評家の大久保泰(1905-89)が手がけたものである。本稿は、近代のフランス絵画およびルネサンスから20世紀にいたるまでの西洋の画家によるデッサン(素描)を扱うそれらの記事に注目し、その内容の分析を試みるものである。結果、同時期の他社の少女雑誌における西洋美術紹介が、作品に描かれた少女や母親の姿を介して、明治期に遡る固定されたジェンダー観を強調するきらいがあったのに対して、『ひまわり』におけるそれは、よりよい絵画を描くための表現的工夫の方法を西洋の絵画鑑賞を通して説く、教育的配慮をともなうものであることが明らかとなった。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
107-119 , 
ISSN:
0439-1713

幼児向けピアノ導入教本が示す身体の使い方 CiNiiでみる

著者名:
宮本 香織 

抄録:
ピアノ学習の導入期において、学習者が幼児の場合には特に、集中力の続く短い時間の中で、何をどのような段階で身に付けさせるかよく思案しなければならない。教本は主に「楽譜を読む」学習と「鍵盤を弾く」学習を中心に構成されている。そのため、「身体の使い方」の指導は後回しになることが多くある。しかし、後回しにすることで手や手首に悪い癖が付いてしまい、結果として故障などの弊害を生み、音楽表現の妨げともなる。 学習者に多く見られる悪い癖を示し、代表的な教本ではその癖が付かないよう、どのような指示表記をしているのかをまとめた。多くの教本では、直接的な言葉や写真、イラストでの指示であったが、2018年に出版された『はじめてのピアノ・アドヴェンチャー』では、多くの"連想言葉""連想イラスト"により示していることがわかった。また、教本内での「わざ言語」を生み出し、繰り返し用いていることも明らかとなった。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
95-106 , 
ISSN:
0439-1713

音楽の創造行為における試行錯誤の理論化の試み(4)「作品」と作曲行為の関係についての考察 : 「もの」が「もの」をつくりゆく世界とはどのような意味か CiNiiでみる

著者名:
清水 稔 

抄録:
On the time axis of the" absolute difference" that constantly becomes the past, human beings are required to create sounds and music that satisfy endless desires in a world external to the subject. In short, musical improvisation taking place in unique places and times is suitable or a musical activity. But why, in that relationship, is the desire to leave music that is produced as a piece of work? This paper is a philosophical consideration of why there is an act of composition. It can be said that works are simply the techniques of music making in musical activity and should be viewed as new opportunities for creation. In other words, the" mono" (things and objects of consciousness), established as complete, are again converted into unfinished music and defined as an expression of" Yo-ha-ku" (margin or blank area).

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
83-93 , 
ISSN:
0439-1713

理科・化学教科書におけるメタンハイドレートの取り扱について : 理科と化学教科書の調査 CiNiiでみる

著者名:
杉江 瞬  長南 幸安 

抄録:
メタンハイドレートは、日本周辺の海底に大量に存在し、現在の資源不足を補う代替エネルギーとして注目されている。また、化石燃料に比べて、二酸化炭素や有害物質の排出量が少ないことから、その有効性はかなり期待されている。そこで、平成28年に発行された中学校「理科」の教科書と高校「化学基礎」・「化学」の教科書の記載箇所における記述・学習内容を調査し、その中でメタンハイドレートがどのように扱われているかを調査した。調査の結果、中学校の教科書では、「新エネルギー」として扱う一方で、「科学・技術」の分野でも記載されていた。高校の教科書では「巻末特集」や「有機化合物」でメタンCH4に関係するものとして取り上げられていることが分かった。既存の教科書において、メタンハイドレートは既に一般的な用語となっているものの、出版社によっては説明が足りない内容もあった。そのため、メタンハイドレートを理解し、エネルギーや技術・開発について関心を持つために、生徒が体感できる教材を製作することが必要であると考えている。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
79-82 , 
ISSN:
0439-1713

教育制度の変化が学業成績に与えた影響について : TIMSS2003~2015を用いた分析 CiNiiでみる

著者名:
黒川 直樹  秋葉 まり子 

抄録:
1998年に学習指導要領が告示され、生きる力を育むためにいわゆるゆとり教育が始まった。しかし学力低下報道や国際学力調査での順位低下を受けて強い批判に晒され、2008年の改訂では授業時数を増やすなど学力重視の方向に転換された。教育政策が揺れ動く中で、教育制度の変化による影響について、2003年から2015年までの国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)のデータを用いて分析を行ったところ、学力向上を目指した新たな学習指導要領のもとでは生徒のスコアに対してプラスで有意となった。その一方で、人口減少が加速する社会に合わせた仕組みづくりが求められている。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
69-78 , 
ISSN:
0439-1713

特別活動における主権者の育成 : 特別活動の歴史的変遷から考える CiNiiでみる

著者名:
篠塚 明彦 

抄録:
様々な取り組みが行われているにもかかわらず、若者の低投票率が続くという現状がある。この背景のひとつには、これまであまり注目されてこなかった特別活動の歴史的な変化があるのではないだろうか。戦後民主教育のなかで、特別活動(特別教育活動)は、「なすことによって学ぶ」という原則のもと、実践的に民主主義の原理を学び、公民的資質を育成するものであった。しかし、日本における政治状況の変化とそれに伴う教育政策の変更、さらには高度経済成長による生活様式の変化等を背景として、特別活動の性格の重心が変化していった。特別活動のなかでも重要な位置にある生徒会活動などの自治活動は様々に制約を受けるようになり、生徒会も、自治というよりも学校や教師への協力機関といった性格へと変容する傾向も見られた。こうした変化にともない特別活動の基本的な性格のなかにあった、公民的資質の育成ということが後景に退き、人間関係調整力を中心とする社会的適応能力の育成が重視されていった。その結果、学校現場において、民主主義を実践的に学ぶ機会が失われていくことになったのである

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
59-68 , 
ISSN:
0439-1713

戦後史学習のコンテンツを問う : 東アジアと「生存」の視座から CiNiiでみる

著者名:
小瑶 史朗 

抄録:
本稿の目的は、戦後史学習のコンテンツ(学習内容)が時代の要請と子どもたちのニーズに応えきれていないという課題意識に立ち、その改善の方途を探り出すことにある。はじめに、昨今の教育改革の動向を踏まえながらコンテンツを問うことの意義を明確にし、戦後史学習のコンテンツを問う視点として、①東アジアに開かれていること、②現在と過去の往還を重視すること、③子どもたちの関心・経験に配慮すること、という3 つの視座を設定する。その上で、中学校歴史教科書の戦後史叙述の分析に取り組み、その到達点と課題を明らかにしている。そして、歴史教科書の問題点を克服する手がかりとして、近年の歴史研究で提起されている「生存」概念に着目し、その提唱者である大門正克氏の諸論を参照して代替的な学習内容と今後の教育実践のあり方を展望している。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
47-58 , 
ISSN:
0439-1713

演劇的な表現とリサーチを組み合わせた探究的活動の可能性 : 「高校生プレゼンフェスタ」と「青森市ものがたり」の事例検討を通して CiNiiでみる

著者名:
宮﨑 充治 

抄録:
本稿は、演劇的な表現とリサーチの活動を組み合わせたワークショップが探究的な学習を生み出す可能性を示した。その事例として、高校生プレゼンフェスタ、青森市ものがたりという中高生が参加し、演劇的表現を用いてそれぞれ江戸、棟方志功をリサーチする活動を報告し、構成主義的な学習観の観点から分析をした。二つの事例を通し、演劇的表現を前提としたリサーチが探求を深め、また、その表現が情報の創造・発信という社会的な小丹生にケーションを展開し、「ミュージアム・リテラシー」を育てることを示した。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
35-46 , 
ISSN:
0439-1713

廃名『莫須有先生伝』訳稿(3) CiNiiでみる

著者名:
廃 名  張 雪晶  山田 史生 

抄録:
廃名(1901~1967)の前衛的小説「莫須有先生伝」の翻訳。『廃名集』第2巻(北京大学出版社)所収に拠る。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
19-33 , 
ISSN:
0439-1713

教科書教材が期待する子どもの思考 : 小学校3年国語科説明的文章をもとにして CiNiiでみる

著者名:
田中 拓郎 

抄録:
「教科書教材の教材文に内在する筆者の思考が,学習活動を通して子どもの思考と表現に転移するのではないか」という仮説のもと,小学校3年生の国語教科書の説明文教材を対象に,教材文に内在する筆者の思考と「学習の手引き」が子どもに求める思考をそれぞれ調査・分析した。その結果,小学校3年生の説明文教材には,小さな説明過程である段落内(1つの事例)や段落相互(複数の事例)で求められる思考(Ⓐ比較 Ⓑ順序 Ⓒ原因・結果,理由 Ⓓ類別 Ⓔ一般(抽象)・具体),大きな説明過程である「はじめ・中・終わり」の構成で期待される思考(Ⓔ一般(抽象)・具体),更には本文の内容理解を深める思考(Ⓕ類推・推論),活用段階における思考(Ⓖ批判(評価))などの思考が内在することを確認した。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
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号:
123 , 
ページ:
9-18 , 
ISSN:
0439-1713

石川県立図書館"川口文庫"所蔵の往来物資料 CiNiiでみる

著者名:
郡 千寿子 

抄録:
石川県立図書館の川口文庫に所蔵されている近世期版本の往来物資料について、書誌的な調査結果を含め、紹介する。石川県立図書館には、〈森田文庫〉〈饒石(にぎし)文庫〉〈李花亭文庫〉〈川口文庫〉といった特殊文庫があり、所蔵往来物資料の調査結果については、すでに公表1)している。本稿では、〈川口文庫〉所蔵の23本に焦点をあてて、画像を含め報告する。目的別に分類すると、教訓科往来0本、社会科往来2本、語彙科往来1本、消息科往来16本、地理科往来1本、歴史科往来3本、産業科往来、理数科往来、女子用往来は0本という結果であり、消息科往来の割合が大きかった。出版地域別では、京都が8本、江戸が7本、大坂が1本、不明が7本という結果であり、京都大坂を合わせた関西圏での出版が、江戸より若干上回るという傾向がみられた。 特殊文庫においては、本稿で紹介する〈川口文庫〉を含めて、総計34本の近世期版本往来物資料が確認できた。北陸地域という枠組みでみれば、新潟県立図書館所蔵の往来物資料は、江戸文化圏からの流入が多いという傾向がみられたが、石川県立図書館では、関西圏と江戸での差異がそれほど顕著でないことが明らかとなった。 往来物の分布を通して、地域の教育的背景の格差や文化伝播状況などを解明することを目的としているが、本稿は、他地域の状況と比較する上での基盤となる調査の一報であるといえよう。

出版年月日:
2020-03 , 
巻:
, 
号:
123 , 
ページ:
1-8 , 
ISSN:
0439-1713

通信制高等学校のサポート校に通う高校生のレジリエンスに関する一考察 CiNiiでみる

著者名:
原 郁水  古田 真司 

抄録:

出版年月日:
2019-10 , 
巻:
, 
号:
122 , 
ページ:
117-122 , 
ISSN:
0439-1713

圧縮性バーガース方程式の爆発問題に関連したいくつかの補題 CiNiiでみる

著者名:
伊藤 成治  板谷 信敏 

抄録:

出版年月日:
2019-10 , 
巻:
, 
号:
122 , 
ページ:
59-66 , 
ISSN:
0439-1713